これまでプロバイダをぷらら光にしていたのですが、通常使用に耐えられないくらい速度が遅いので、プロバイダの変更をしてみることにしました。
どのくらい酷いかというと、U-NEXTなどの動画ストリーミングサービスは、21:00を過ぎるとまともに映らなくなります。
10秒進んで1分停止してみたりとか。
最初は、ルーターが悪いのかと考え、再起動を試みたり、買い換えて見たりしたのですが、全く改善されませんでした。
ふと思い立って、インターネットのスピードを測定して見たところ、速度が異常に遅くなっていることに気づいた次第です。
最初に測定した時は、だいたい4Mbpsくらいだったでしょうか。
これではまともに映像が見れるわけがありません。
色々と調べてみたところ、ipv6による通信にすると改善されるかもしれないとのことでしたので、プロバイダを変更することにした次第です。
ipv6接続に切り替える際の注意点
ipv6によりインターネットに接続する際は以下の点に注意してください。
固定IP、特定の通信プロトコル、特定の通信ポートが使用不可となる
例えば、
- 自宅サーバーを立ててインターネットに外部公開できなくなる
- 自宅パソコンやデータに対して外出先からアクセスできなくなる
- 防犯用のWebカメラをパソコンに接続して外出先から視聴できなくなる
- 050系の電話番号が付与されたIP電話機を利用できなくなる
- FPS等の一部オンライン対戦ゲームがプレイできなくなる(現状、PlayStation 4のみ該当)
といったことが出来なくなるようです。ただ、多くの人が使用している機能ではありませんし、回避する方法もあるようなので、問題はないかと思います。
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機器の更新が必要
ipv6での接続に対応したルーターを使用しないといけないようです。
例としてあげると
- WXR-2533HP2
- WXR-1900DHP3
- WN-AX1167GR
この辺りが該当するようです。持っていない方は買い替えが必要となるかと思います。
ただ、ドコモ光で光電話を利用されている方であれば、光電話対応ルーターがONUとして設置されていると思いますが、光電話対応ルーターはv6プラスでの通信が可能ですので、上記のルーターは購入しなくても大丈夫です
ドコモ側での設定
ipv6による通信をドコモ光で行うためには「フレッツV6オプション」の契約が必要となりますが、
NTT東日本エリアに関してはドコモ光の利用開始と合わせて提供されているとのこと
西日本エリアの人は申し込みが必要のようですね。ご使用いただいているプロバイダに問い合わせていただければと思います。
NTT東日本エリアでドコモ光を申し込んでいる人は、
対応プロバイダ
GMOとくとくネット
@nifty
BIGLOBE
ipv6の通信に対応しているプロバイダは他にもあるようですが、速度が速い通信ができるものはこの3社になるようです。
今はplalaなどもできるのでしょうか?
設定が悪かったのかもしれませんが、plalaを使っている時はipv6で繋げようとしてもうまく繋がりませんでしたし、速度も速くなりませんでした。
よって上記3社から選ぶのが無難かなと思います。
インターネット上に設定例も豊富に掲載されていますしね。
プロバイダの特徴
GMOとくとくネット
こちらのプロバイダを申し込むと、v6プラス対応ルーターが無料で手に入るようです。
25ヶ月の契約期間の縛りがあるようですが...
ただ、プロバイダはそんなに頻繁に変更するものではないと思いますので、問題はないかと思います。
@nifty
@niftyは使ったことがないのですが、
biglobe
私はBIGLOBEにしました。
今のところ非常に好調です。
プロバイダの変更にあたり事務手数料が取られてしまったのは残念でしたが...
ドコモ光
申し込み
私はbiglobeを申し込みましたのでbiglobeの申し込みの方法を説明します。
他のプロバイダもそんなには変わらないと思います。
最初にBIGLOBEのipv6オプションの申し込みを行います。
光電話のルーターが自宅にある方はこちらのページから申し込んでください。
光電話対応のルーターではなく、Buffalo等他社のルーターを使用されている方は、こちらのページから申し込んでください。
それぞれ、ipv6オプションを申し込むのボタンを押して次の画面に進んでください。
そうすると、IPv6接続申し込みに必要なお客様情報として「お客様ID(CAF、COPで始まる11~13桁の英数字)」と「アクセスキー」の入力をする画面になりますので、それぞれ入力してください。
いずれもNTT東西から書面で通知されている「開通のご案内」に記載されているかと思います。
その後、個人情報の取り扱いに同意の上、「お申込みを確定」ボタンをクリックし処理を終了してください。
処理が完了した旨のメールがBIGLOBEから届くと思います。
こちらで処理は完了です。お疲れ様でした。
ipv6接続確認
設定が終わった後、実際にipv6で接続されているかどうか確認をしてください。
以下のような方法で確認できるかと思います。
光電話ルーターでの確認
私の使用している光電話ルーターはPR-s300seです。
ipv4で接続している時はpppoe接続設定の「接続先の選択設定」の「メインセッション」の状態が「接続中」となっていましたが、ipv6で接続している時は「停止中」となっています。
また接続に必要なIDやパスワードを入力する画面に遷移する「接続」ボタンがグレーアウトしており選択することができません。
このような状態になっていればipv6接続となっていると思われます。
ipv6testページによる確認
こちらのページのipv4 のドメインを確認してください。
v4.enabler.ne.jpになっていれば問題ないとのことでした。
ipv4/ipv6接続判定ページでの確認
こちらのページを開き、「判定開始」のボタンを押してください。
写真のように「結果:OK:All-OK(v6プラスHGW)(9999)」と表示されていれば問題ないとのことでした。
現在は速度もさほど落ちず、大変快適です。
ipv6に変更してから動画が途中で停止するようなことはありませんし、インターネットの速度もそれなりに出るようになりました。非常に助かってます。
折角光回線に変えたのに速度がでないとお悩みの方は、是非一度プロバイダの変更も含めてご検討なさることをオススメします。